2019年4月注目作品 テーマ「ペットの帽子」
『愛犬用鯉のぼりの帽子 と 半魚半鳥な鯉のぼり帽子』
思わず、2度見してしまうような、鯉のぼりの形の帽子2点。型紙は3度修正し、2つのバージョンで完成させた愛情の籠もった
作品。鯉の目と、襟元の止めになっているところは、自作の水引。右の作品の顔は最近、鳥カフェでお気に入りという「ヨウム」。リアルな目は刺繍で表し、襟元のピーナッツは、ヨウムちゃんの好物との事。シルエット、完成度、布の組み合わせ、細かい心配りなど、申し分なく楽しく、アート感覚を楽しめる。独自の感性と、そのチャレンジ精神あふれる情熱に拍手を送りたい。
畔上英子さん (中等科)
『猫の帽子』
毛足の長い猫ちゃんがやや前かぶりに乗せるイメージで制作。発泡スチロールの筒の入ったクラウンは、ブリムをくりぬきサイズ元に差し込む仕上げに。人にもパチン止めのピンで止めて着帽できる。猫ちゃんの好物、金魚の柄布を選んだという、遊び心が楽しい。
宮地としみさん (中等科)
『ジョルジュの帽子』
愛犬ジョルジュちゃん用にごく浅いクラウンのパターンを制作。幅広でややスクエア型のブリムが顔立ちに良く似合う。チェックの布、黒のバンドで引き締め、大きなトップのボンボンが、明るい楽しさを増し、オ―ダ―メイド感覚のチャーミングな作品に。
宮地としみさん (中等科)
発見と学び溢れる「帽子研究会」の、個性溢れる注目作品のご紹介
帽子の学校スダシャポー学院では、毎月テーマに合わせて、初等科から、高等科まで合同で、授業の中で帽子研究会も行っています。帽子の知識等の座学だけでなく、似合う被り方の実地レッスン、また、初等科以上のクラスで各自が制作したオリジナルデザイン帽子を元に、より良い作品作りに役立つ帽子の見方や、発想を広げるレッスンも行います。研究会に出品された作品の中で、注目作品や優秀作品を、写真とコメント付きでご紹介しておりますので、ご覧いただければ幸いです。