2013年3月の優秀作品
各自研究してゆきたいテーマの帽子
『市販に無い色や柄で、遊び心を』
★素材 化学繊維布 大き目のビーズ
★完成度の高いシルエットの出た5枚接ぎクラウンとアンバランスブリムの自作パターン。ドットとチェックという組み合わせにチャレンジして、カラフルな色使いながらまとまりのある作品に。アンバランスブリムの角のあるポイントと飾りのイメージをつなげるなど、細部への細やか吟味が伺える。
★作者 玉澤 綾子さん
『他にないオリジナルのパターンを追求』
★素材 ウール ワイヤー
★自作のオリジナルパターンで、大きめのデザインのキャスケット。接ぎ目にワイヤーを入れたことで、被る人に合わせて、シルエットに変化を出せボリュームも変えられるのが魅力。ダイナミックさとナチュラルさの両方を感じる作品に。
★作者 山浦 綾子さん
『何処から見ても楽しめる帽子』
★素材 ウール ビーズブレード
★小ぶりのオリジナルトークパターン。接ぎ目に、ビーズブレードを挟み込み、素材と見事に融合させている。華やかでありながら普段使いのできる仕上がりに、感性の光る好感度ある作品に。
★作者 大森彰子さん
『和布を組み合わせて』
★素材 絹の和布
★10枚接ぎのオリジナルパターンチャレンジが素晴らしい。色々な和布を組み合わせがバランスよくアクセントになりまとまっている。柄の模様に合わせ、ビーズなどあしらったワンポイントも、奥行きある味わいを出してGood。
★作者 荻原 八重子さん
『絵を描くように帽子作品を』
★素材 木綿のテーブルクロス 各種ビーズ
★インパクトのある自作の小ぶりのトークパターン。一枚のテーブルクロスの絵柄からのインスピレーションで、作品全体が立体のキャンパスのように絵柄を活かし、細やかな表情でビーズを絵の具のように、加えている。感性の光るアートを感じる作品に。
★作者 宮内 和佳子さん
発見と学び溢れる「帽子研究会」の、個性溢れる注目作品のご紹介
帽子の学校スダシャポー学院では、毎月テーマに合わせて、初等科から、高等科まで合同で、授業の中で帽子研究会も行っています。帽子の知識等の座学だけでなく、似合う被り方の実地レッスン、また、初等科以上のクラスで各自が制作したオリジナルデザイン帽子を元に、より良い作品作りに役立つ帽子の見方や、発想を広げるレッスンも行います。研究会に出品された作品の中で、注目作品や優秀作品を、写真とコメント付きでご紹介しておりますので、ご覧いただければ幸いです。