2012年7月の優秀作品
各自研究してゆきたいテーマの帽子
『ケーキのような』
★素材 サテン ビーズ レース チュール モールワイヤーなど
★課題の3段シニヨンを大きくアレンジして、かわいらしい、美味しそうなケーキのようなパーティーハットに。多種組み合わせた飾りリボンやレースで、質感にコクが出て存在感のある作品に。
★作者 布施 あつこさん
『2個あるなら、つなげましょう』
★素材 チュール リボン レースなど
★ツイントーク、小さな飾り風の丸いトップが、2つつながり、遊び心ある作品に。2つを自由に動かして、被り方を楽しめるのが魅力。ぎっしりとクラウンに散りばめられたビーズや、金のワイヤーとビーズをあしらい立体感のあるチュールの飾りが、アート的完成度を高めている。
★作者 布施 あつこさん
『富士山』
★毎日富士山を眺め、その景色、そのエネルギーに触れてることが、オリジナリティーあふれるアート作品に出来たと感じとれる。発泡スチロールや、切りっぱなしの布の質感、裏までこだわりを持って、作者の感性とフィルターを通した作品は、とてもおしゃれで存在感があり、皆を楽しませてくれる作品に。
★作者 大森 彰子さん
『海辺の散歩』
★グラデーションの刺繍糸を使い、丁寧に手縫いで仕上げられた帽子本体に、個性的に飾られたリボン、紐、貝殻を使い、夏らしさを満喫できるアート的要素のある作品に。綺麗なシルエットに、味のある天然の貝が、遊び心を加え、バランス良くまとまっている。
★作者 半田 栄子さん
『ちっちゃな庭』
★花びらのカットから始まり、色出し、まとめたアートフラワー。チュールの土台に茶色いリボンをおしゃれなお庭の土のように使い、そこに夢いっぱいのお花が咲き、手づくりのてんとう虫や蜂の飾りは、見事な仕上がり。端々まで、丁寧に作られ、作者の思いが、充分表現された力作に拍手。
★作者 黒田道子さん
発見と学び溢れる「帽子研究会」の、個性溢れる注目作品のご紹介
帽子の学校スダシャポー学院では、毎月テーマに合わせて、初等科から、高等科まで合同で、授業の中で帽子研究会も行っています。帽子の知識等の座学だけでなく、似合う被り方の実地レッスン、また、初等科以上のクラスで各自が制作したオリジナルデザイン帽子を元に、より良い作品作りに役立つ帽子の見方や、発想を広げるレッスンも行います。研究会に出品された作品の中で、注目作品や優秀作品を、写真とコメント付きでご紹介しておりますので、ご覧いただければ幸いです。