2018年6月の優秀作品
『『配色を楽しむボーラ―ハット』』
まぁるく高めのクラウンに、ポケットを一つ。作者のトレードマークの象さんも、チャームポイントに。しっかりとした質感で、ブリムの裏、ステッチ、ポケットの淵と、配色を吟味して、スッキリと仕上がったボーラ―ハットに。男女問わず楽しめそう。
作者:片岡真希さん (中等科)
『『CANDY POP(キャップ)』』
無地と柄物の配色で、課題の変わった切り替えのラインが効果的に表現されている、完成度の高い作品に。紺のブリムにイエローのステッチを効かせ、ブリム裏とも、繋がりを持ち、楽しく、はじけるような気持ちで被れそう。
作者:松田喜美さん (高等科)
『『CANDY POP(ハンチング)』』
スッキリとした流線型のサイドラインが、美しくまとまったハンチング。作者の意図したPOPなイメージが、しっかりとした縫製技術で、落ち着きのある存在感を増し、良い仕上がりに。ワンポイントのイエローの飾りの質感もコンセプトに合い、Good!
作者:松田喜美さん (高等科)
『『型を自由に変えて遊ぶ』』
張りのある素材で、高めのボーラ―ハットのクラウンに仕上げ、自在に変形させてかぶれるデザイン。ブリムのアウトラインに変化を持たせ、パイピングを施した所が、良いアクセントに。写真は一例として、ポークパイ風にクラウンをまとめている。
作者:松岡順子さん (中等科)
『『四角いブリムのキャスケット』』
課題のキャスケットのほんのりとふくらみを地道に調整しオリジナルのシルエットを表現。ブリムのカーブ具合や、スクエアのラインが素晴らしく、完成度の高い作品に仕上がっている。
作者:片岡真希さん (中等科)
『『シルクハット風』』
キャノチエ型をシルクハット風に、高めのクラウンにアレンジして、アート感覚を入れた作品に完成。トップラインをつまんで縫った味わいと、布用絵具でクラウンとブリムにダイナミックに施されたラインがGOOD!
作者:浅井ゆかりさん (中等科)
発見と学び溢れる「帽子研究会」の、個性溢れる注目作品のご紹介
帽子の学校スダシャポー学院では、毎月テーマに合わせて、初等科から、高等科まで合同で、授業の中で帽子研究会も行っています。帽子の知識等の座学だけでなく、似合う被り方の実地レッスン、また、初等科以上のクラスで各自が制作したオリジナルデザイン帽子を元に、より良い作品作りに役立つ帽子の見方や、発想を広げるレッスンも行います。研究会に出品された作品の中で、注目作品や優秀作品を、写真とコメント付きでご紹介しておりますので、ご覧いただければ幸いです。