2018年2月の優秀作品
『春のエレガントハットに』
自作の基本的なクロッシェ型のブリムパターンを、思い切って幅広にして、正面の大きなリボンが映える作品にアレンジ。素材は光沢があり大柄の地模様が入っていることを活かして、模様の淵にステッチをかけて、表面の凹凸感が楽しめ、しっかり感が出てGOOD!
作者:山上和子さん (中等科)
『クロッシェのクラウンをタックでまとめて』
中等科の課題の1枚接ぎのダーツ入り丸クラウンデザインから、ダーツの部分をタックにアレンジした作品。コンパクトなブリムは自作パターンを使用し、さりげなく、被りやすいデザインとして、良くまとまっている。
作者:三浦南保美さん (中等科)
『クロッシェのブリムに変化を』
初等科の基本クロッシェ型のブリムを、後ろ接ぎから、横クロスのパターンに変えて、まとめた作品。思い切った切り替えに、ボタンのポイントが効果的にあしらわれて、ブリムのクロスデザインを引き立てている。
作者:三浦南保美さん (中等科)
『ハーフブリムの先に変化を』
パステルカラーのウールに、ベージュのチュールをかぶせ、模様を描くように、サイドで遊ばせている。ブリムの先には、切り替え部分を付けて、上下に分かれるような仕立て。キャップ型ではあるが、柔らかい色合い、チュールの合わせ、ブリムのエッジラインの柔らかい動きとコントラストで、独特な作品の味を醸し出している。
作者:松岡順子さん (中等科)
『アレンジ作品・丸クラウンからベレー帽へ』
中等科6枚接ぎ丸クラウンの課題から、ふくらみを持たせてベレー帽にシルエットを変えた作品。
クラウンの縫い代を表に出し、ハンドステッチでアクセントを加え、カジュアルで遊び心のある作品に仕上がった。サイズ元の黒いサイドバンドも、さりげなく、全体を引き締めて、ステッチとバランスを取り、GOOD.
作者:岸良ミキエさん (中等科)
『アレンジ作品・キャップ型』
中等科のコピー課題1のクロッシェ型のクラウンをアレンジして、ハーフブリムのキャップを付け仕上げたデザインに。クラウンの下段の高さを伸ばしてボアがゆったりと巻きついているようなバランスで、縫い上げている。色合い質感共に、異素材の組み合わせが効果的な作品になっている。
作者:岸良ミキエさん (中等科)
発見と学び溢れる「帽子研究会」の、個性溢れる注目作品のご紹介
帽子の学校スダシャポー学院では、毎月テーマに合わせて、初等科から、高等科まで合同で、授業の中で帽子研究会も行っています。帽子の知識等の座学だけでなく、似合う被り方の実地レッスン、また、初等科以上のクラスで各自が制作したオリジナルデザイン帽子を元に、より良い作品作りに役立つ帽子の見方や、発想を広げるレッスンも行います。研究会に出品された作品の中で、注目作品や優秀作品を、写真とコメント付きでご紹介しておりますので、ご覧いただければ幸いです。