スダシャポー日記

2018/06/29

スダシャポーがお伝えしたい、帽子創りの世界(^_^) ~型紙編~

こんにちは、スダシャポーです。

 

梅雨明け間近で、蒸し暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

もう、熱中症対策にも、外出には帽子必須です!

お気に入りの帽子を活躍させてあげて下さいますように(^_^)

 

さて、先日、手縫い帽子講師会メンバーのSさんから、「型紙作りに取り組む意義」についてご質問がありました。

 

ご熱心なSさんの質問になんだか嬉しくなり、

今日はちょっと、語ってみたいと思います。

(初めて読む方には、何のこと???と言う感じかもしれませんが、

よろしかったらちょっとマニアックな話ですが、さらりとお読みいただければ幸いです)

 

スダシャポーでは、帽子は単なる実用品や、お洒落の域を超えて、

各々の感性を表現できる

「身につけられる素敵な創作アートというポジションにもなる」

と、私自身は考えています。

 

帽子作りの教室であるスダシャポーでは、

それを学ぶ、基本的な帽子作りの入り口として、

毎回、各種技術や帽子についての学びのテーマの盛り込まれた、

すぐに使える型紙で様々なデザイン作り、楽しく被れる初等科。

(被ったことが無いデザインも、被り方で似合ようになるので、

皆さん毎回ルンルン♪気分で、楽しんでいただいております)

 

そして、スダシャポーならではの技術、ゼロから作る、

『立体裁断による、型紙制作技法』が学べる中等科へ。

(ここから、ぐぐっと、レベルアップの世界が始まります)

 

この「立体裁断」は、ご自身で描く帽子のデザイン(布製)を考えて、

型紙として仕上げ、世界で一つのご自身のオリジナルの帽子が作れるようになるためのレッスンです。

 

好きなデザインをどんどん作れたら・・・♪♪♪と思っている方も、

 

目の前に具体的に「自由に、どうぞ、シルエットやラインを描いてください」と言うと、

「慣れていない自由」に、何をどうしてよいか

と、戸惑ってしまいますが、

 

そこは、仕組みを網羅して、よ~く学べるカリキュラムがあるのでご安心ください。(^_^)

(踏ん張りどころの、中等科です)

 

型紙作りの考え方の基礎を身につける課題に添って、

最初のシンプルな線書のイメージから、

実際に被り心地よく被れる帽子として使えるような「型紙」になるまで仕上げていく作業を、

様々なデザインで、地道に繰り返します。

(かなり細かい配慮のいる作業ですが、そこで仕上がりの決め手になります)

 

殆どの方が、最初は「???」で少々悶々としながら、試行錯誤でスタートしますが、

次第に、最初は、全く分からなかった善し悪しが分かり、

「見えなかったシルエットやラインが見える目が養われる」ようになります。

 

そうして、型紙づくりの新しい回路が出来てゆくと、

「ご自身にしっくりとくるシルエット」を描き、

型紙を作ることができるようになります。(継続は力なり\(^o^)/)

 

地道に地道に、試行錯誤で取り組んだ時間は、

ある意味出来上がった型紙以上に、その人だけが得ることができる宝物。

 

その時は良く分からなくても、

上級になるほど、その時の試行錯誤の時間、ご自身で考えて動いた経験こそが、

その後の帽子創りの中で、ゆるぎない力になってくれることを実感してゆけるものなのです。

 

帽子は、自由です。

人生も、自由です。

 

(この言葉を、最近、つい書いてしまいます・・・(^_^))

 

目指す方向や、それぞれのレベルは違っても、

お一人お一人が、世界で一つの帽子を作る、

「ご自身ため帽子のデザイナー」となることができるって、

そして、その探求はいつまでも尽きない世界があるって、

とても素敵な事だなぁ、と思いませんか?

 

試行錯誤で唸る時間も楽しみながら、

チャレンジの素晴らしさを仲間と分かち合い、

 

学べば学ぶほど、広がり、奥の深さを感じる世界と、

ご自身だけの帽子を「創る喜び」を、

ご縁ある方に、スダシャポーというこの場所で、

味わっていただけたら幸いと思います。

 

少し、話がづれましたが、

いつの時も、帽子を通じて、皆さんの中の眠っている可能性が花開き、

人生の一コマを、より豊かな、彩りに満ちた時間にしてくれるきっかけになりますように・・・

と、願いを込めて―。

 

本日は、長文、最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。 須田 京子

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
帽子の学校 スダシャポー学院
http://www.sudahat21.com/
住所:東京都文京区大塚5-11-8
TEL:03-3941-0895
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2017/05/20

実は『麦わら帽子』…ではない帽子?!

こんにちは。(^_^)気が付けば5月も後半、

初夏を満喫できそうな週末、

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

夏になると帽子売り場で見かける、

天然繊維(布ではない)で出来た帽子を

一般的に『麦わら帽子』

という言葉で表現していることが多いですが、

 

実際には『麦わら』で出来ている帽子は少ないのを

ご存知ですか?

 

本来、麦わら帽子として知られているストロー素材は、

「麦の茎の部分」を乾燥させて出来ており、

しっかりとした質感と硬さがあり、

ナチュラルな素材そのものの色合いは飽きが来ないので

気に入ったデザインは、

随分何年も被っているという方も多いのではないでしょうか?

 

ただ、素材自体は、環境や過年で、乾燥がすすむと、

制作時に折れてしまったり、切れやすくなる事があり、

 

ブレード専用の特殊ミシンで縫い上げられている、

麦ブレードを使った制作は、

 

細い素材程難しい「熟練の技術の賜物」です。

 

そのような帽子がお手持ちにあるかたは、ぜひ、

ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる・・・と、

てっぺんから縫い重ねている様子を想像して、

眺めてみて下さい。(^_^)

 

 

 

そして、みなさんが一般的に

『麦わら帽子』というイメージで認識している帽子は、

実は、

 

A ラフィアや、シゾール(麻)、パナマ、ケンマ草など(葉の部分を使うこともあり)を

人の手で編まれて出来た、帽子専用の「帽体」という材料を使用して作られた、

『接ぎ目の無い帽子』

 

または、

 

B麻や、ラフィア、化繊、ぺ―パーなどの素材を

帯状の帽子の専用素材として作られた「ブレード」という材料を使用して作られた

『てっぺんから渦巻き状にグルグルと渦巻き状に縫われた帽子』

 

の二つの異なる加工法で作られた帽子が含まれています。

 

特に、ここ数年は「ラフィア」素材の帽体やブレードが

様々なブランドでも扱われ、よく見かけるようになりました。

 

「ラフィア」とは、主にマダガスカル原産の

「ラフィア椰子(やし)の葉」を加工した天然素材です。
天然樹脂を含んでいるため、特有の柔軟性があり、

加工時に折れることもなく、また完成品は経年で色やけしても、

味わいが出て、乾燥による破損も、ほぼありません。

 

時代と共に変わりつつある、帽子の素材を味わい、

良さを楽しみつつ、大切に作り、

 

仕上がった帽子が、そこから出逢う方々を素敵に!

2016ラフィアサンプル集合写真2-v300

そして楽しく♪♪♪ご活用いただけますようにと

願っております。(^_^)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

*追伸 木型を使って作る、ラフィア帽体の体験講座、だいぶ埋まってきました。

6月10日のワイヤー入り布の帽子も好評受付中♪

 

ご検討中の方は、早めのお申し込みをお待ちしております。

http://sudahat21.com/p-1

 

 

 

 

 

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2017/05/06

季節の帽子 収納時のポイント♪

ゴールデンウィーク、関東はまずまずのお天気続きで、お出かけ日和でしたが、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?(^_^)

 

もう、季節の衣替えは終わったという方が多いと思いますが、

秋冬帽子の収納はどうされていますか?

 

収納小

帽子は、立体形で「シルエットが命!」です。

 

 

おおざっぱに収納してしまい、気に入っていた帽子が

翌年しわになったり、型崩れをしてしまったという残念なお話も、

よくお聞きします。

 

…ということで、本日は収納時のワンポイントアドバイスを。(^_^)

 

1 まずは、ブラシでほこりを落としましょう。

秋冬物はウールやベロアなど動物の毛の素材のも多いので、

埃が付いていると虫に食べられやすくなります。

 

2 帽子の素材と形をよく見ましょう。

 

Aベレーや、ハンチング、キャスケットなどの場合

 

専門店などが近くにあれば、

簡単なディスプレーとしても帽子を置ける、

透明プラスチック制の型(スダシャポーでも取扱い在り)を購入しても良いですが、

 

ご家庭にある物を使う場合、

帽子の裏が白い生地でなければ、あんこに新聞紙1枚~1枚半使用。

昔から新聞は湿気をとり、印字は防虫効果もあると言われています。

 

3 頭の部分の形に合わせて、新聞紙の四方の縁を内側に丸めるようにして、

丸いあんこを作ります。

 

帽子のクラウン(頭の入る部分)の中に入れ、帽子の内側側面に添うように、

あんこの形を整えます。

 

このとき、丸めた紙の尖った部分が当たっていると、

翌年その部分の布が押されて伸びていることがあるので、

帽子の外側から触ってみて、多少押されてもへこまない程度に

滑らかに馴染んでいるか確認します。

 

Bクロッシェ型の場合、

A同様に、あんこを詰めますが、ブリム(ツバ)の先が床面につかないように

収納するのがポイントです。

 

帽子を通常の向きで置いておくと、ブリムのエッジに全体重がかかり、

スペース上の問題で上に重ねておかれたような場合は特に、

縁が伸びてしまう事があります。

 

なので、

 

クラウンの中に入れるあんこの高さをブリムの縁が付かない高さにするか、

クラウン丸くなく平らな場合は、逆さにして置くのも良いでしょう。

 

※クラウンが丸い場合は、逆さに置いておくと丸さがつぶれるので

あんこの高さで調節してください。

 

もちろん、箱に入れて一つづつ収納するのが理想ですが、

そうできない場合は、上記のようにしたうえで、

 

天井近くの空いている壁スペースに掛けたり

(あんこを入れずに、長期壁に掛けたままにするとクラウンの形が伸びるので注意)

 

大きな袋などにちょっとだけ重ねて入れも、ダメージは少なく形をキープできます。

 

いずれも、高温多湿の場所を避け、ウールやベロアなどの素材は、

必ず防虫剤を入れて保管してください。

 

また、次のシーズン、大事な帽子をそのまま笑顔で被れますように

ひと手間の愛情をかけていただくと、安心です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

どうぞ、良い週末をお過ごしください。

 

*追伸 いよいよ夏帽子の体験講座スタートです!

http://sudahat21.com/p-1

 

 

 

本日は、タック入りのふんわりクロッシェ型帽子、

来月はブリムにワイヤー入りのややツバ広帽子や、

ラフィア帽体を材料に 、木型を使った型物の体験講座も開催します。

お好みに合わせて、是非、帽子作り体験をお楽しみください。*要予約

 

須田 京子

 

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2016/06/03

メンズハットの飾りの秘密?

こんにちは。スダシャポーです。

もうすぐ、父の日。プレゼントは帽子のプレゼント、

などいかがでしょうか?

 

ところで、みなさんはメンズハットは飾りの位置が決まっている

ことをご存知ですか?

お手持ちにメンズハットがある方は見ていただくと、

飾りはほとんど左側に付いているはずです。

 

過去の歴史の資料をたどってみても、

いつ頃、なぜ左側になったのか

明確な答えを見つけられませんが、

唯一、理由があるとしたら・・・

 

中世の騎士の帽子にヒントがあるのでは、

と思われます。

 

日本では体は正面に向け刀を両手で持ちますが、

ヨーロッパでは、フェンシングのスタイルです。

 

体は半身に構え、右半身が前、左半身は後ろに引き

剣を右手に持ち、左手は、高く上げてバランスをとります。

 

男性の帽子に大きな羽飾りなど華やかな装飾を施していた時代。

前学院長の推察によりますと・・・

 

実際に半身になり、右手で剣を構えた時、

右側についていると視界を遮られ、

おのずと邪魔にならない左側に付けるようになった名残が、

現代まで続いているのではないか、

 

…と考えられます。

 

ちなみに、女性の帽子の飾りは、前後左右どこでもOKです。

 

きれいな方(側)をより美しく♪

左右どちらかお顔の好きな方(美しいと思われる側)に付けると、

視線はそちらに集中し、

反対側は印象に残らない効果が有り。

 

女性のおしゃれは制約がなく、

自由に楽しめる時代になりました。(^_^)

 

素敵な飾りの付いた帽子は、

心も華やぎ、ワクワク。姿勢ものびやかになります。

ちょっと冒険でも、ご機嫌になれる帽子を、

ぜひ、お楽しみください。

 

 

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2016/05/10

『メンズハット』を考える

以前は、男性用の帽子と女性用の帽子は全く異なる分野で、

女性がハンチングやソフト帽を被ることは、

お芝居の中の男装くらい、という時代もありました。

 

近年では、そんな時代があったことも知らない方もいるほど、

服装もカジュアルになり、パンツスタイルも当たり前。

若い方だけでなく、年代の上の女性もハンチングやソフト帽を、

ごく自然に被るようになりました。

 

歴史を振り返ると、紳士帽子と婦人帽子では、

マナーや、位置づけが全く異なります。

 

単なる男物という表現ではなく、呼び名も、『紳士帽』。

『紳士の為の帽子』です。

紳士という言葉が付くことで、帽子そのものの役割や、

イメージも随分変わりますね。

 

現代でも、フォーマルシーンで紳士帽を被って行きたい方は、

『正式なルールに合わせた服装』と、それにあわせた『帽子のデザイン』の

明確な決まりごとがありますので、確認されることをお勧めしております。

 

5月6月の授業、帽子研究会のテーマは『メンズハット』。

 

西洋での帽子の歴史的背景や、存在の意味にも思いを馳せつつ、

さて、現代、そして日本に居る私達が、

日常のおしゃれとしての楽しめる「メンズハット」とは?

新しい何かを、考えるきっかけにしてゆきたいと思います。

 

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ようこそ!東京にある帽子教室・帽子の学校スダシャポーのブログです。

東京にある帽子の学校スダシャポーでは、より多くの方に帽子作りや、帽子の魅力を楽しんでいただけるよう、各種帽子のコース、体験講座、帽子展示販売会、その他イベントも開催しています。

お教室では、20代から70代の、幅広い年代の主に女性を中心に、物作りの経験や、性別を問わず、様々な目的で、東京近郊のだけでなく、関西や東北などの地方からも、ご受講いただいております。(2017年にメンズハット入門専科も増設しました。)

 

スダシャポー日記では、お教室の模様を知っていただけるようなエピソードや、ちょっとためになる帽子の話や、イベントのご案内など、その時々の模様を掲載していますので、参考に、ご覧頂ければ幸いです。

 

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